2022年9月3日(土)

昨晩、90歳の母がめまいがするといって、夜間診療へ行った。起立性高血圧症といわれた。すぐに命にかかわるわけではなさそうだが、90である。

今日は迢空忌、本祭である。

気多の村 若葉くろずむ時に来て、遠海原の 音を 聴きをり

信夫(しのぶ)(はる)() 名をつらねたる墓のまへ椨を一枝そなへたたずむ

春畠に菜の葉荒びしほど過ぎて、おもかげに 師をさびしまむとす

浜砂の上の墓標に頭を下げて春洋の歌を暗んずるなり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA