2021年 1月15日(金)

冬枯れの田を行くときにすずめ声すがた見えねど遠近(をちこち)に鳴く

<主人メモ>
海老名高校の裏の冬田を歩く。

今日のわれは素のわれなるか木瓜(ぼけ)の花咲くをよろこぶ老人である

菱田春草の木の幹にゐる黒猫よ寒き夜なればわが膝に来よ

<主人メモ>
今日の散歩ではあまりに寒くて変身できず。
偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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