2022年8月11日(木)

山の日だか何だか休日だそうだが、今日から妻の運転で三泊四日の長野旅である。中央高速の渋滞を怖れて早めに家を出る。危ないところであったが、なんとか渋滞にまきこまれず安曇野へ。大王わさび農場、穂高神社、豊科近代美術館などを訪ね、大糸線豊科駅近くのビジネスホテル泊。昼は蕎麦屋を訪ねるが一件目は本日売り切れ、二件目は30分以上待たされての入店だったが、天ぷらも蕎麦もうまかった。夜はホテル近くの常連さんばかりの酒場。長野の酒がうまい。

安曇野の黄の穂ばらみの畔をゆく稲穂の重みを目に感じつつ

ゆたかなる水の流れに添ふごとくお歯黒トンボ金緑の胴

安曇野の空、夏の雲 古き代のままに稲の穂稔るころほひ

社殿では婚礼の式の最中であった。

穂高神社に(かむ)(どり)失せてさびしきに朗々として祝詞読むこゑ

大糸線に踏切の音のひびきあり旅の一夜の更けてゆくなり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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