2022年8月7日(日)

朝は涼しかったが、昼過ぎには31℃。町田の版画美術館へ妻と「長谷川潔1891-1980展」を観にいく。出品163点、年寄りにはハードであった。見るたびに思うのだが、「横顔」がよかった。そして「狐と葡萄」も。

どことなくエキゾチックな表情の中国服の女の横顔

指の先が黒き空間に溶けてゐる女もやがて闇に侵さる

葡萄の葉とぶだうの()のした一匹の狐が通るしっぽをふりて

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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