2022年7月29日(金)

朝から暑い。マンションの南側には、かつて物流倉庫があったのだが、解体され更地になったまま、もう何年になるだろうか。もともとは周囲をかこむように楠木や桜の木があった。それが斬り尽くされ、いまは全面夏草の生い茂る荒地である。まあ変な建物が建つよりはましだが、いつまでこの状態が続くのだろう。見晴らしがよくて、できうればこのままでいいのだが。

立ち騒ぐ荒れ草の原。放恣なる草ぐさみどり濃くして猛る

荒草のめぐりは照り葉やさくら木に夏の木の影しづかにありき

斬り倒されし樹木を惜しむ声があるこのマンションに人暮らしけり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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