2022年7月9日(土)

今日も朝は涼しい。海老名高校の裏から大谷水門をまわって一歩き。

あふれだす大谷水門の水の量だくだく流れしぶきあげたり

水門に二つの流れに岐れゆくどちらも激しく波打ち流る

田んぼの近くの道路にはアメリカザリガニの残骸が散らばっている。どうやらカラスのせいらしい。

ざりがにの肉喰ひつくし固き殻棄つからすの母子

元三大師の絵のような足の長い黒い虫をつぶしてしまった。

元三大師のごとき手足のながき虫つぶせり国津罪を犯せり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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