2022年6月11日(土)

海老名高校の裏側の田んぼ、おおかた田植えが終わっていた。鴨が一羽、水田を泳ぎ、ときおり蛙の鳴く声がする。大谷水門は、恐ろしい程に大量の水があふれかえっている。厳重に鉄網が張ってあるのは落ちたらたいへんなことになるからであろう。鉄網が無かったときのことを想像するだけで怖ろしい。大量の水流に吞み込まれてしまいそうな気がしてきて、早々に水門を離れる。

薄墨を滲ませて六月のくもり空青蛙あまた鳴く声きこゆ

水の上の苗がひよひよ躍りだすさみどり色の稲の若苗

田植ゑどきの大谷水門の水あふれ海老名南方の田地うるほす

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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