2022年3月31日(木)

短い旅ではあったが、けっこう歩いたし、非日常の空間・時間体験は夢のようでもあり、疲れをもたらすのだろう、今日はなんだか茫然とした感じだ。そしてこの二日のあいだに相模川から鴨が飛び立ってしまったようだ。カイツブリだけが残っている。

鴨どりよいつ飛び発ちし。いつかはとおもひしものの さびしきものを

鸊鷉(かいつぶり)に聞けどせむなし。さがみ川の流れさびしき 鴨去りし春

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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