2022年3月29日(火)

今日から静岡への旅。妻と二人で楽しんできます。

と書いて実際静岡へ行ってきました。その報告を書いておきましょう。小田原から静岡は新幹線のこだまで1時間もかからずに着いてしまいました。静岡は曇り空で思っていたより寒い日でした。窓に欅の木が映る二階の洒落た喫茶店で寡黙な店主の淹れる珈琲を楽しんでから静岡市の旧庁舎、静岡県庁の旧庁舎と威厳のある建物に感心し、駿府城公園、静岡浅間神社を回って、たまたま近くの蕎麦屋で昼食。その蕎麦のうまかったこと。午後はタクシーで登呂遺跡へ。妻が奇妙なほどの感動を示すことに驚きました、バスで静岡駅に戻りホテルへ。夕食は仕入れてきた新鮮なさしみや寿司で部屋食。静岡の酒に楽しく酔いました。二日目のことは明日。

薬缶より湯気たつ音のしづかなり珈琲店の主人(あるじ)語らず

駿府城の石垣のさくら咲きみちて旅の二人のこころしづまる

深堀に緋の色の鯉浮かびくる(ひめ)御前(ごぜ)なるか堂々として

杉の木を鉄器に削り巧みなり弥生後期の稲作の跡

どんよりと曇る駿河の登呂の里子ども躍れり家族たのしげ

二千年前の水田に稲育てわが祖も住む邑ありにけり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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