2022年3月28日(月)

今日の染井吉野はおおむね五分咲きか。花の木を求めて海老名界隈のあちらこちらを歩く。

春風の気儘に吹かれ落下する白木蓮あはれ花びら散らばる

根っこごと流されて中洲にたどりつく女の姿態のごとき寒木

桜の歌ではありませんが。

毛羽だてる殻を残してひらきけりむらさき木蘭清逸にして

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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