モデルナのせいか注射をうった左腕が痛いというか重い。椿の花が落ちている。
夏目漱石『草枕』を読む。学生時代に読んでいるはずだが、なんにもわかっていなかったのだろう。これまた凄い芸術家小説だ。洒脱な俳味もあって、いっぽうで真剣な人生の啓示もある楽しい読書であった。
血まみれの人魂のごとき紅つばき水流れゆくオフェーリアとともに
白梅のかがやくごとき木の下に『草枕』ひらき陶然とゐる
モデルナのせいか注射をうった左腕が痛いというか重い。椿の花が落ちている。
夏目漱石『草枕』を読む。学生時代に読んでいるはずだが、なんにもわかっていなかったのだろう。これまた凄い芸術家小説だ。洒脱な俳味もあって、いっぽうで真剣な人生の啓示もある楽しい読書であった。
血まみれの人魂のごとき紅つばき水流れゆくオフェーリアとともに
白梅のかがやくごとき木の下に『草枕』ひらき陶然とゐる