2022年1月14日(金)

晴天だが、朝から寒い。

さくら木も若き木なれば艶めきて朝のひかりに少時はなやぐ

青山文平『跳ぶ男』読了。読み終えてしばし息を呑んだ。凄い小説だ。山本周五郎の『虚空遍歴』も芸道にたずさわるものの葛藤の深さを描いて圧倒的な感動をもたらすが、この江戸時代の武家の能を扱った小説は、まさに命がけの厳しさが胸をつく。

武家の能を微細にかたるものがたり少年が舞ふ少年が跳ぶ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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