2022年1月5日(水)

寒いけれど、よく晴れている。

大山のいただきあたり雲もなし。くきやかに見ゆ冬の山稜

朝のひかりはあけぼの杉を照らしたり葉をすべて落す冬木の杉を

枝の内に朝のひかりが充ち満ちて一樹かがやくまばゆきほどに

明日からはひさびさの奈良旅である。報告は四日後かな。

東西南北四方に桃の花咲く村まぼろしの如おもひみてゐる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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