2021年11月14日(日)

昨夕の日の入りは美しかった。丹沢山塊の山の端の橙色と群青のバランスがなんとも言えず、思わずため息をもらしていた。

  よき色に夕焼けにけり山の端はオレンジ色に滲み暮れたり

  ぴいちゅぴい四十雀ここに見いでたり寺の墓場の石塀の上

  鉛筆画描くときおのが心澄むけふはまつ赤な林檎を写す

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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