2021年10月4日(月)

三島大社を拝し、三島の町の水の流れを辿って歩く。鴨が何羽も水流に遊んでいる。昼前に東海道線で沼津に。沼津港に遊び、御殿場線で富士山の裾野をめぐり松田に出て、小田急線で帰る。秋の富士山、巨大な山塊である。

ホテルの屋上の露天湯。

  屋上や露天にさらすわがふぐり

  大岡信の詩のあかるさに通ずるか三島の町の水湧くところ

伊豆の国三島水の町である。

  面白き水湧く町や妻とゆく

  裾野より立ち上がり大き不二の山雲をまとふていまだ夏嶽

  御殿場線の窓に来てゐる秋あかね駿河小山の駅に停車す

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA