2021年9月25日(土)

朝は雨だったが、じきに止んで青空もある。しかし雲が多い。24℃。爽やかである。

  稲の穂の垂れて黄金の田の畦に白鷺、蒼鷺並び立ちをり

夜の闇に怪を求める。

  狐狸千載を経て怪をなすわが古ぎつねいまだ怪なさず

  古杉老松隙間なく茂る山の奥老いたるきつねわがごときなり

  土鳩鳴くこゑして安気なる(ひる)()より醒めたり土鳩此の地にもどる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

1件のコメント

  1. 文化勲章を岡野先生が受賞されました。
    97歳になっておられるのですね。
    当然ながらこちらも65歳でした!立派な古狐です。
    挿絵?付の歌日録、毎日楽しみに拝読させたいただいております。
    時折、偏屈さが覗く短歌に、ニンマリしています。

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