2021年8月15日(日)

敗戦の日

一日雨。

  無謀なる戦争の果てを生き延びて母は在る八十九歳小さな(ばばあ)

三閣僚が靖国参拝。

  この日こそ少しはものを考へよ靖國神社も豪雨にけぶる

海老名も豪雨。

  激しき雨がたびたび通過する敗戦の日は(かうべ)を垂れる

  梅雨末期の如き豪雨の日々つづく天上大風雨師ふきげんなり

  電柱に烏鳴き秋虫の声するにまだ雨止まず夜に入りゆく

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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