2021年8月12日(木)

日航ジャンボ機が御巣鷹山の尾根に墜落、あの日より36年が経つ。結婚の許しを得て信越線で長野からの帰りであった。中上健次の忌日でもある。

霊園に墓掃除に行ってきた。

  三十三年たてばそれなりに古びたるこの墓に俺の名も刻まるる

  向かひ山の木の葉幾本も枯れてゐるなんの兆しか人の世滅ぶ

中上健次の小説が好きだった。

  小さき文字に新宮の路地の物語書きて死にする中上健次

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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