2021年8月7日(土)

畑中章宏『廃仏毀釈―寺院・仏像破壊の真実』読了。廃仏毀釈は、後の神社合祀とともに近代日本の国家体制の横暴であったが、地方により差異があり、損害の違いもあった。より細かく検討する必要があるということだろう。私が育った隣町も今では神社になっているが、おてんのうさんと呼ばれ、牛頭天王を祀る社であった。

  明治維新の汚点の一つと思ふなり六地蔵の首いまも戻らず

  その神のすがた知らねど素戔鳴(すさの)()より牛頭天王がよし不可思議の神

妻一回目のウィルス予防注射。

  無花果の実らぬ木下妻も老い

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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