2024年12月24日(火)
晴れ、少し雲が増えてくる。 褐色の貧寒たる庭のあけぼの杉冬のはだか木に化すまへの様 貧相なるあけぼの杉にぼそぼそとしがみつくなり褐色の葉々 あと数日のうちに褐色の葉は落ちて冬のはだかの木に荘厳す 『論語』憲問...
晴れ、少し雲が増えてくる。 褐色の貧寒たる庭のあけぼの杉冬のはだか木に化すまへの様 貧相なるあけぼの杉にぼそぼそとしがみつくなり褐色の葉々 あと数日のうちに褐色の葉は落ちて冬のはだかの木に荘厳す 『論語』憲問...
快晴。 四方田犬彦『わたしの神聖なる女友だち』を読む。四方田の刊行する本を必ず読んでいた若い時代があったが、いつからかほとんど読まなくなった。久しぶりの四方田犬彦である。軽快な文章が四方田のものだが、この「女友だち」との...
寒い、晴れ。 まぼろしの猫ところがるリビングの毛足の長き絨毯のうへ すすき野をかけぬけてゆく三毛猫の走る姿のピユーマのごとき 咽喉を鳴らし甘えよりくる三毛猫に癒されてゐるわれも声あぐ 『論語』憲問一三 子路、...
晴れ、寒い。 床に敷くカーペットの熱に朝鮮のオンドル思ふハングルは読めねど 韓国文学なかんづくハン・ガンさんの作品を二冊読むその深きところ けふ一日この寒空にふるへたり大陸の冷めたさには及ばざれども 『論語』...
寒いけれど快晴。 一ハン・ガンさんの『少年が来た』を読みよみ終へる光州事件の魂しずめ 『すべての、白いものたちの』死と生をくりかえす人間讃歌と読めぬか に移りゆくハン・ガンの書く小説の彩散文詩、韻文詩それぞれ...
今日は曇りがちで寒い。 須永朝彦編訳『王朝奇談集』読み終える。須永朝彦が選び、現代語訳したものだ。『日本霊異記』『日本往生極楽集』『大鏡』『今昔物語集』『成通卿口伝集』『唐物語』『古事談』『発心集』『続古事談』『十訓集』...
午前五時代はまだ暗いが、やがて明けて青空。満月に近い月が長く残っている。 すねに傷持つわれなれば老いたる日々もそれなりと思ふ さくら落葉乾きて落つるを踏みゆかむ音乾けるを厭ひつつゆく 大量に片側風に寄せられて...