今日も晴れ。だがあいかわらず寒い。
電熱温床の上に干されし妻の下着にからまりつくはわれのTシャツ
妻の下着にわれの下着がからまりてどこか淫蕩なり絨毯の上
靴下と靴下が挨拶する如き電熱温床あたたかなりき
『論語』衞靈公一六 孔子曰く、「如之何、如之何と曰はざる者は、吾れ如之何ともすること末きのみ。」
どうしようか、どうしようかと言わないような者は、わたしにはどうしようもないねえ。 なんだか言葉遊びというかこの対語の重ね方がおもしろくもある。
如之何、如之何といはざる者はわれには到底如之何ともし難し
『古事記歌謡』蓮田善明訳 五三 仁徳天皇
皇后のイハノヒメノ命は嫉妬深い方だった。吉備の海部直の娘クロヒメが美しいと聞いて、お召しになったが、皇后の嫉妬を恐れて、故国へ逃げ帰った。天皇は高殿から、船出するのをはるかに見送って、歌った。
沖方には 小船連らく 沖に小船の連なる中を
もろざやの まさづ子吾妹 吉備のおとめの船が行く
国へ下らす ふるさと向けて帰り行く
皇后はこの歌を聞いて、非常に怒り、大浦に人をやって、クロヒメを船から追い降ろし、陸路を歩いて国に帰らせた。
天皇が愛せし姫を皇后の嫉妬に帰す歩きて帰す