2025年2月9日(日)

今日も晴れ。だがあいかわらず寒い。

電熱温床の上に干されし妻の下着にからまりつくはわれのTシャツ

  妻の下着にわれの下着がからまりてどこか淫蕩なり絨毯の上

  靴下と靴下が挨拶する如き電熱温床あたたかなりき

『論語』衞靈公一六 孔子曰く、「如之(いか)(ん)、如之何と曰はざる者は、吾れ如之何ともすること(な)きのみ。」

どうしようか、どうしようかと言わないような者は、わたしにはどうしようもないねえ。 なんだか言葉遊びというかこの対語の重ね方がおもしろくもある。

  如之何、如之何といはざる者はわれには到底如之何ともし難し

『古事記歌謡』蓮田善明訳 五三 仁徳天皇

皇后のイハノヒメノ命は嫉妬深い方だった。吉備の海部直の娘クロヒメが美しいと聞いて、お召しになったが、皇后の嫉妬を恐れて、故国へ逃げ帰った。天皇は高殿から、船出するのをはるかに見送って、歌った。

沖方(おきへ)には 小船連(こぶねつら)らく      沖に小船の連なる中を
もろざやの まさづ子(わぎ)(も)    吉備のおとめの船が行く
国へ下らす           ふるさと向けて帰り行く

皇后はこの歌を聞いて、非常に怒り、大浦に人をやって、クロヒメを船から追い降ろし、陸路を歩いて国に帰らせた。

  天皇が愛せし姫を皇后の嫉妬に帰す歩きて帰す

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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