2025年2月11日(火) 紀元節 釋迢空の128回目の誕生日だ。

今日も寒いが、青天だ。

  朝爪をコツンコツンと音たてて斬り捨ててゆく吾妻にあらむ

  寒がらすずぶとき声に鳴きにけり

  朝爪を切るとき妻の表情のにんまりとして桑原くはばら

『論語』衞靈公一八 孔子曰く、「君子、義以て質と為し、礼以てこれを行なひ、孫以てこれを出だし、信以てこれを成す。君子なるかな。」

これは人間の理想像のようだ。正義をもとにしながら、礼によって行ない、謙遜によって口にあらわし、誠実によってしあげる。これが君子だと孔子は言ったのだ。

義、礼、孫、信これらができてこその君子なり孔子の理想高きにありし

『古事記歌謡』蓮田善明訳 五五 仁徳天皇

クロヒメは、その国の山方という地に迎え、接待した。クロヒメが吸物の菘菜を摘む所に行き、歌った。

山県に 蒔ける(あを)(な)も      山の畑に蒔いた菜も
吉備人と 共にし摘めば     吉備のおとめと来て摘めば
(たぬ)しくもあるか         心もたのし二人ゆえ

  山の畑に二人来て菘菜を蒔きて共に摘むかくもかくもぞ楽しくもある

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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