今日も寒いが、晴れ。
『工藤會事件』を読む。著者の村山治は、元新聞記者らしく期待して読んだのだが、当時の北九州の社会状況や暴力団、検察・警察の動きはよく分かるものの、どこか記録を読んでいるようで、逆に最後の10章、文庫本になるに当たって加えられた11章の「抱僕」の活動がより人間的であり興味深いものに思えてくる。しかし、日本一凶暴であった工藤會を壊滅に追い込むまでを書いたドキュメンタリーはそれなりだ。
暗黒をゴミの廃棄に行く者を城砦の上に見てゐるわたし
いまだ闇きに歩みゆく者あちこちにある街路灯に照り
わたくしが両手にぶら提げプラゴミの袋を二つ廃棄したりき
『論語』衞靈公四 孔子曰く、「由(子路)よ、徳を知る者は鮮なし。」
これの世に徳を知る者すくなくて子路とわれとがいま言えるもの
『古事記歌謡』蓮田善明訳 四一 タケウチノ宿禰ノ命 太子に代わって、
この御酒を 醸みけむ人は この御酒つくったその方は
その鼓 臼に立てて 鼓を醸酒の臼として
歌ひつつ 醸みけれかも 歌いながらにつくったか
舞ひつつ 醸みけれかも 踊りながらにつくったか
この御酒の この御酒のめばそのために
あやに転楽し ささ 無性に楽しくなってくる さあさ乾しましょ神の御酒
この神酒を作った人は歌いつつ踊りつつ醸す飲めばたのしき