朝は寒いが、次第に気温は上がる。
浜松の酒に喜ぶわがからだこよひたゆたふごとき心地に
ホテルの廊下を酔うたるわが軀のたどりゆく夜にただよふ釣舟の如
月代にひかりがあれば海のうへ光りの道がわたりゆくなり
『論語』衞靈公第十五 一 衞の霊公、陳を孔子に問ふ。孔子対へて曰く、「俎豆の事は則ち嘗てこれを聞けり。軍旅の事は未だこれを学ばざるなり。」明日遂に行る。
孔子らしいといえば、そう思える。軍のことを尋ねるということは、衞も軍備に重くなるということ。だから、そのあくる日に衞から去ったのだ。
軍旅を問ふ衞の霊公にあやふさを感じあくる日に去る
『古事記歌謡』蓮田善明訳 三八 ヤマトタケルノ命の后や子どもたち
白鳥が飛んで磯にいる時に、
浜つ千鳥 浜よ行かず 浜千鳥は浜行かず
磯伝ふ 磯伝いゆく追いにくさ
この四つの歌は、みなその葬礼の時に歌った。いまでもその歌は天皇の大喪に歌うことになっている。行ってくれるなという思いが、こうした歌にあるのだろう。
浜つ千鳥も飛ばずに磯を追ひゆくにその追ひにくさ言い難きもの