2024年8月13日(火)

今日もまた暑いのだ。 貫井徳郎『悪の芽』を読む。つらい読書であり、何度もページを閉じた。384、389pの言葉が大切だろう。ここでは詳しくは書けないが、貫井ミステリイ、人間社会に潜む悪の芽を考えさせられる。悪の芽は、私に...

2024年8月12日(月)昨日は山の日。日曜だったので今日振替休日だそうだ。

暑い、暑いと音をあげる。東北地方は台風5号で雨が心配される。   山の民は炭を焼き、杣を刈る、また鹿を打ち、猪を滅ぼすあしひきの民   千年を土に埋もれてゐし土器ならむ蛇がしつかり胴を巻きをり   毬栗がみどりの栗の葉に...

2024年8月11日(日)

昨晩は、雨が降ったようだが、今朝はもう暑い。 澁澤龍彦『三島由紀夫おぼえがき』、おそらく二度目の読書。ある時期、三島のもっともよき理解者であったに違いなく、それぞれに違和を感じつつも、付き合いが続いた二人の姿が懐かしい。...

2024年8月10日(土)

朝はいくらかは涼しかった。五時過ぎに、少しだけ歩く。   黄金蟲の廊下にしづかに死せるありきみに満足なる生ありしかな   まだ死んではゐない蟬がゐる触るればじじつとまだ生きてゐる   あいかはらずみみずの自殺つづきをりな...

2024年8月8日(木)

昨日までより気温は低くなっているようだが、暑いことに変わりはない。 木内昇『よこまち余話』(中公文庫)を読む。浩三少年を通して、駒さん、トメさん、遠野さんなどのあの世の人々が捉えられ、この横町、というか路地のあの世とこの...

2024年8月7日(水)

またまた暑いが、気温は33℃くらいになるらしい。それでも暑いなあ。   直角にとんぼうが曲がる尖石。磁場の狂ひは縄文の地   杉の木の幹のみ残りされど立つ巨木生きてゐる千年のいのち   諏訪文化と八ヶ岳文化の重なりて尖石...