2024年1月31日(水)

朝は寒い。日中は暖かい。朝、リハビリである。   つぶあんとこしあんんの二つから好みを選べ二つのぼた餅   どら焼きを頬張るときのしあわせを人には告げず独りに味あふ   どら焼きから餡がこぼるる時あらむこの満ちたりた時間...

2024年1月30日(火)

寒いが、日中は暖かくなる。今日は診察だ。   妄言をテレビにまたも聴かされて政治家の議論かるがるしきや   わたくしが呆けてゐるのか的外れの宰相の答弁かるがるしきや   この世の国の会議のむなしさを誰が知るべきや妄言のた...

2024年1月29日(月)

朝は寒いけれど、日中は快晴。   ラピスラズリ色の硝子破片いにしへ人の祈りの色なり   大安寺に残るほとけの表情のやさしきはこの寺なればこそ   今朝もまた暁闇に残る月の色あかるくて西の連山照らす 『論語』里仁七 孔子が...

2024年1月28日(日)

曇り空からはじまり、寒い。   紅梅、白梅咲く地のありて春めけるさがみの国に笑ひほころぶ   緑色に黄色と茶色、さらに橙色使ふ古代のタイルのごとき切片   西の京、奈良大安寺の古きタイル写しつつわれもいにしへの人 『論語...

2024年1月27日(土)

寒い。冷えているが、天気はいい。   白煙の傾きて立つ三川合流域風あるらしき北からの風   白煙の立ち昇る工場を輝かす朝のひかりあり冬ざれの景   今朝もまた残りの月のかがやきに山際あかるく冬の木の山 『論語』里仁五 孔...

2024年1月26日(金)

冷えている。しかし良い天気だ。   飛行機雲のびゆく空に応じたるごときからだのわくわく動く   いにし世の大き御寺を彩れる多様多彩な土製器残る   大安寺のタイルのごとき砕片を写しゆくこの愉しき時よ 『論語』里仁四 孔子...

2024年1月25日(木)

今日も冷たいが、天気はいい。   歩みゆき横町を折れふりかへるここは何処迷宮のさなかにあらむ   茫然と立ち尽くすは老いのわが身なり冬の風寒きけさの舗道に   あたたかきペットボトルのお茶を買ひ心たのしも歩みはずみて 『...