2024年9月13日(金)

朝方は秋の風情なれど、昼は夏、猛暑なり。

  もうとほに役に立たずにぶらさがるのみのペニスをいまは愛ほし

  ぶらさがりこよひもぶらぶらもてあますただ尿するのみのわがペニスなり

  男の物ただぶらさがるものにしてあなやしたしむわが老いの性

『論語』先進二四 季子然(魯の家老の一門)が問ふ「仲由・冉求は大臣と謂ふべきか。」孔子が答へる「吾れ子を以て異なるこれを問ふと為す、會ち由と求とをこれ問ふ。所謂大臣なる者は、道を以て君に事へ、不可なれば則ち止む。今、由と求は具臣と謂ふべし。」季子然が言う「然らば則ちこれに従はん者か」孔子が答える。「父と君とを弑せんには、亦た従はざるなり。」

  季子然には企みあるを見抜きたる孔子は由と求を守る

『春秋の花』 斎藤史
・幾世の後歴史の墓をあばくものありやあらずやただにねむりぬ 『魚歌』1940

「ある何事かにたいする「判断保留」の卓抜な表出であろう。」
・曼殊沙華葉を纏ふなく朽ちはてぬ 咲くとはいのち曝しきること

  いのち曝しきることとても難しく唯々諾々とわれ朽ちはてぬ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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