今日も暑い、猛暑である。コロナも完全には治っていない。しかし、日々のノルマは開始する。
寄生虫を誰もが持ってゐた時代鯨油ゼリーも役に立たず
寄生虫に興味を持てるは時代かも回虫、さなだ虫われらは飼ひし
虎子さんの娘がきはめんと思ひたる寄生虫学まなびて多し
『論語』先進二三 孔子が匡の土地で危険にあったとき、顔淵が遅れてきた。そこで孔子が言う。「私はお前が死んだとおもった。」そうすると「先生がおられるのに、回(顔淵)がどうして死んだりしましょうか。」
孔子の弟子たちのエピソードが語られる章段が続く。
匡の危機に回が遅れてやってくるおまへは既に死んだかと思ふ
『春秋の花』 失名氏
・あぢさゐや身を持ちくづす庵の主
・こごえ来し手足うれしく逢ふ夜かな
・もどされし門を夜みる幟かな
なにとなく後家の色気にあてられてわれをうしなふ青年もあり