2024年9月12日(木)

今日も暑い、猛暑である。コロナも完全には治っていない。しかし、日々のノルマは開始する。

  寄生虫を誰もが持ってゐた時代鯨油ゼリーも役に立たず

  寄生虫に興味を持てるは時代かも回虫、さなだ虫われらは飼ひし

  虎子さんの娘がきはめんと思ひたる寄生虫学まなびて多し

『論語』先進二三 孔子が匡の土地で危険にあったとき、顔淵が遅れてきた。そこで孔子が言う。「私はお前が死んだとおもった。」そうすると「先生がおられるのに、回(顔淵)がどうして死んだりしましょうか。」
孔子の弟子たちのエピソードが語られる章段が続く。

  匡の危機に回が遅れてやってくるおまへは既に死んだかと思ふ

『春秋の花』 失名氏
・あぢさゐや身を持ちくづす庵の主  
・こごえ来し手足うれしく逢ふ夜かな
・もどされし門を夜みる幟かな

  なにとなく後家の色気にあてられてわれをうしなふ青年もあり

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA