朝から快晴。暑いくらいだ。リハビリ他、なかなか忙しい。
青いロマスカーと赤いロマンスカーがすれ違ふ午前六時十分厚木駅あたり
JR相模線上り電車踏み切りが鳴りわが前通る
約十五分歩いてくれば下り線のJR相模線に踏み切り閉鎖す
『論語』泰伯一五 孔子の言。摯(魯の名音楽家)の歌いはじめ、関雎(『詩経』の最初の歌)の楽曲の終わり、『洋洋乎として耳に盈てるかな。』」
師摯のはじめ、『詩経』関雎の終はり。洋々乎として耳にひろがる
『正徹物語』160 「富士の氷室」というのは、本歌があることなのか不審である。氷室のある場所はたくさんあるが、富士に氷室があると詠んだのは見たことがない。順徳院の御製も「富士の氷室」はない。その御製に「限りあれば富士のみ雪の消ゆる日」とあるのは、万葉集に「富士の雪はもちに消えてもちにふる」とあれば、これを「限りあれば富士の雪もきゆ」とあそばしたるなり。
さて、「冴ゆる氷室の山の下柴」とあるは、氷室のある場所に居て、富士のことを出した。心は「富士の雪の消ゆる日も、氷室はなほさむし」という御製なので、富士に氷室ありといった御製ではない。「高嶋やあど川柳」
高嶋や安曇の川風吹きぬれば柳の枝の濡るるばかりぞ
『伊勢物語』百十段 男のもとにひそかに通う女がいた。女から「今宵、夢になむ、見えたまひつる」と言えば、男が詠んだ。
・思ひあまりいでにし魂のあるならむ夜深く見えば魂結びせよ
夜深ければたましひ飛ぶに返りくるそのたましひを結びとどめよ