朝から雨だが、午前7時過ぎには上がった。けれども当分は曇りらしい。
どんよりと雲重くなる昼つ方阿弥陀が救ふいのちありけむ
救はれざるわれにしあらむ地獄の底に彷徨ひ血まみれなりき
まはだかに剝かれて閻魔を前にして懺悔したりき許されざるか
『論語』泰伯一三 孔子の言。「篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす(命がけで道をみがく)。危邦には入らず、乱邦には居らず。天下道あれば則ち見れ、道なければ則ち隠る。邦に道あるに、貧しくして且つ賤しきは恥なり。邦に道なきに、冨みて且つ貴きは恥なり。」
君子の道も、なかなか厳しい。
学を好み命がけに道をみがく危邦に拠らず乱邦には行かず
『正徹物語』158 「停午の月」とは、天空の中央にある月のことだ。何日の月であっても、天空の中央にある月は、みな停午の月である。
みんなみの空に停午の月やある満月なればかがやきわたる
『伊勢物語』百八段 恋人の薄情を恨み女が詠んだ。
・風吹けばとはに波こす岩なれやわが衣手のかはくことなき
と女が口癖のように言っていたのを、男はそれは自分のことだと、女に返した。
・宵ごとにかはづのあまた鳴く田には水こそまされ雨は降らねど
心では泣いてますよと暗示して男は詠めり思ひとどくや