2024年5月4日(土)

朝から晴れて、午前10時を過ぎると暑くなってきた。28℃くらいまで上がるそうだ。

  野の花の姫紫苑咲くつつじ垣つつじの白き花は散り落つ

  青き皐月にぽつぽつと赤き花の咲く日にあたたまる老いも温くとし

  五月つつじ一輪、二輪花着けて春から初夏へときも移らふ

『論語』述而一七 孔子が雅言するのは、詩経・書経を読むときと礼を行なうときで、みな正しい言語であった。

  孔子が雅言するのは詩経・書経を読みそして礼を執るとき

『正徹物語』125 堀河百首の作者の歌で勅撰集に入集したもので、たとえ近来に成立した集でも、本歌である。堀河百首の作者の歌で勅撰集に入集していないものは証歌にはなるが、本歌ではない。

  本歌取りのうるさき規則勅撰に選ばるること肝要ならむ

『伊勢物語』七十五段 男が、女に「伊勢に行ってともに暮らそう」と言った。けれども女は、
・大淀の浜に生ふてふみるからに心はなぎぬ語らはねども

とつれない。男は、また詠んだ。
・袖ぬれて海人の刈りほすわたつうみのみるにあふにてやまむとやする

すると女が詠む。
・岩間より生ふるみるめしつれなくは潮干潮満ちかひもありなむ

男は返した。
・涙にぞぬれつつしぼる世の人のつらき心は袖のしづくか

「世にあふことかたき女になむ。」

  何といへど女つれなし逢ふことのかなはざりけりこの女には

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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