朝から曇り。やがて雨になるらしい。この季節、天気悪いのいやだねぇ。
おほかたは木の花終へてさびしきに桜は結ぶ枝に黒き実
さくら木のみどりの葉々を見上げをり葉のもとに小さき実をつけてをり
歩みつつ若きさくら木見過ぐるに黒き小さき実の落ちてくる
『論語』述而三一 孔子は、「人と歌ひて善ければ、必ずこれを反へさしめて、而して後にこれに和す。」
孔子が歌好きだとは知らなかった。
うたはせてうまければまたうたはせてあげくのはては合唱である
『正徹物語』139 懐紙では作者名を、官・姓・名と書いて、実名の下に「上」の字を書くのは、謙遜の気持ちからだ。
官・姓・名を書き記しその上に「上」と書く卑下のこころなり懐紙の書き方
『伊勢物語』八十九段 いやしからぬ男が、自分より身分の高い女性を好きになった。幾年も経った。
・人知れずわれ恋ひ死なばあぢきなくいづれの神になき名負わせむ
恋ひ恋ひて死にすることのあるべきやあまりの恋ひに神も許さじ