2024年4月13日(土)

朝から晴天、いい天気で、気温も上昇する。20℃を越えて暖かい、暑い。

  枝ごとの芽立ちのみどり増えてくるあけぼの杉も春のよそほひ

  槐もみどりの扇のかたち。枝やはらかにこれもまた春

  ゆったりと緩急自在に揺れてゐる風吹けばそのみどりゆらめく

『論語』雍也二七 孔子の言。君子は博く文を学びて、これを約するに礼を以てすれば、道にそむかない。」

  君子は博く学びて約するに礼を以てせば道にそむかず

『正徹物語』106 先達も「古今をばかた手に放たず持つべき事なり。歌をも空に覚ゆべきなり」と言われた。古今集は暗記すべし。これはその通りで、大切なことである。

  古今集は手から放さずその歌を暗誦すべし以前より言はれし

『伊勢物語』五十六段 男は、ふして思ひ、起きて思ひ、思ひあまりて詠んだ。
・わが袖は草の庵にあらねども暮るれば露の宿りなりけり

その女には通じたのであろうか。この後がないということは、何を語るか。

  草の庵に宿借る女もあればよしおもひとほれば女も来べし

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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