いい天気だ。リハビリ、関山さん。
どこからか家のうち蠅が来て游ぶ頼りなげなり春には早く
よろよろと飛ぶ蠅のあとをたどりつつつひにつぶせりまだ弱き蠅
ベランダの窓のあたりを旋回す力なき蠅いささか気の毒
『論語』公冶長二八 孔子が言う。「十室の邑(村)」には、必ず丘(孔子)くらいの忠信の人はきっといる。丘の学問好きには及ばないだけだ。
十室の邑にわたくしほどの忠信ありされど及ばぬわが好学心には
『正徹物語』79 「鎌倉の右府」は、頼朝の子である実朝のことである。68段の補足か。
鎌倉の右府とは誰のことをいふ頼朝の子の実朝ならむ
『伊勢物語』二十九段
東宮の女御、二条の后の御殿で、花の賀のうたげが催された。男は、召し加えられ、歌を詠んだ。
・花に飽かぬ嘆きはいつもせしかども今日の今宵に似る時はなし