2024年3月15日(金)

いい天気だ。リハビリ、関山さん。

  どこからか家のうち蠅が来て游ぶ頼りなげなり春には早く

  よろよろと飛ぶ蠅のあとをたどりつつつひにつぶせりまだ弱き蠅

  ベランダの窓のあたりを旋回す力なき蠅いささか気の毒

『論語』公冶長二八 孔子が言う。「十室の邑(村)」には、必ず丘(孔子)くらいの忠信の人はきっといる。丘の学問好きには及ばないだけだ。

  十室の邑にわたくしほどの忠信ありされど及ばぬわが好学心には

『正徹物語』79 「鎌倉の右府」は、頼朝の子である実朝のことである。68段の補足か。

  鎌倉の右府とは誰のことをいふ頼朝の子の実朝ならむ

『伊勢物語』二十九段 
東宮の女御、二条の后の御殿で、花の賀のうたげが催された。男は、召し加えられ、歌を詠んだ。
・花に飽かぬ嘆きはいつもせしかども今日の今宵に似る時はなし

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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