2024年2月20日(火)

地面は濡れているから朝までは雨だった。しかし、それから日中にかけては晴れ、夕刻よりまた雨らしい。今日は、採血と診察の日だ。
ルーティンの続き。

  室内をあれこれ廻り三百歩椅子を仕舞ひてマスクをつかむ

私の部屋は九階である。

  廊下に出て七百かぞへ歩きゆく階段十階へまた八階へ

  午前も午後も七百歩かぞへ階段を一歩一歩上り下りする

『論語』公冶長三 孔子は、子賤(孔子の門人)を君子である。こうした人物は、魯に君子がいなければ、彼が成っていたであろう。これも、ここのところ続いている孔子の弟子褒めですかね。

  子賤について君子なるかなといふ孔子、公冶長、南容に次いで褒めたり

『正徹物語』55 「歳暮」の題は、「除夜」でないならば晦日より前の日を詠んでもよい。しかし「九月尽」は必ず九月晦日でなくてはならない。

  歳暮には晦日以前を詠みてよしされど九月尽はかならず晦日

『伊勢物語』五段 のちに二条の后になる人とのひそかなる恋。
・人知れぬわが通ひ路の関守はよひよひごとにうちも寝ななむ

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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