2024年2月16日(金)

まだ暖かいかな。リハビリでした。
昨日の風は春一番だった。

  春一番吹く日は南の窓が鳴る破れさうな音がたがた鳴りつ

  原稿を書くため雑誌の山崩すそしていろいろネットを探る

  マンションの屋上高く白鷺の群れ五羽をかぞへる西の段丘へ

『論語』里仁二五 孔子が言う。「徳は孤ならず。必ず鄰あり。」けっこう有名な章句だ。私も知っている。道徳あるものは孤立しない。親しい仲間ができる。

  得なせば孤りではない必ずや親しきものが蒐まりてくる

『正徹物語』51 「やぶし分かぬ」は、薮のこと。「し」は助辞。
・日の光やぶしわかねばいそのかみふりにし里に花も咲きけり 古今870薮すら差別しないということ。

  藪し分かぬ春のひかりに石上布留の社の庭に花咲く

『伊勢物語』一段
・春日野の若紫のすり衣しのぶの乱れかぎり知られず

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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