休みの日だから、少しだけ長く寝たものの6時には目が覚めた。今日も天気はいい。雪だった日を憶う。
雪の夜にこさへたるかもぶさいくなる雪だるま朝のひかりに笑ふ
雪の奥にこちらを向いて笑ひかけるわらべのごとし小さき達磨
遠山の尾根のくぼみに雪白し山のおほかた白き斑)
『論語』里仁一九 ここも孝行の話題。孔子の言、「父母在せば、遠く遊ばず。」「遊ぶにもでたらめをしないことだ。」
父も母も元気でいれば遠く往かず遊ぶにも破目をはづすことなし
『正徹物語』45 定家の歌に、
・魂をつれなき袖にとどめおきて我が身ぞはてはうらやまれける
これだけだが、定家の歌がよいといっているのだろうか。それほどよいとは思えないが。
魂はかくも簡単に袖に憑くものかと思ふ憑くならばよろし
「百人秀歌」二藤原定家
・もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし 行尊
・山桜咲き初めしより久方の雲居に見ゆる滝の白糸 源俊頼
・瀬を早み岩にせかるる滝川のわれても末に逢はむとぞ思ふ 崇徳院
・玉の緒よ絶えなば絶えね長らへば忍ぶることの弱りもぞする 式子内親王