2024年12月6日(金)

朝は暗くて寒いが、日中は晴れて暖かい。

  西風に枯葉朽ち葉の吹かれをりカサリコソリト音頭を踊る

  一方に落葉吹かれて溜まるところ蹴散らして遊ぶ老いもゐにけり

  じゃり径の右手の小さな山茶花に赤、白ありて並ぶ木ありぬ

『論語』子路二八 子路問ひて曰く「如何なるをか斯れこれを士と謂ふべき。」孔子曰く「切切偲偲怡怡如たる、士と謂ふべし。朋友には切切偲偲、兄弟には怡怡如たり。」

  士人とは如何なるものか朋友に切切偲偲、兄弟には怡怡如たり

『春秋の花』 斎藤茂吉
・高ひかる日の母を恋ひ地の廻り廻り極り天新たなり 『赤光』(1913)所収。一九〇八年作「新年の歌」の一首。なかなか雄大な歌がら…
・わが船一つ空と海との中にありて地球の自転に逆らへるおもふ 五島茂
  *
・ほがらほがらのぼりし月の下びにはさ霧のうごく夜の最上川

  太陽をもなかに地球は回りをり地球は回る実感しがたし

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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