2024年11月7日(木)

いい天気であった。

『左川ちか詩集』を読む。日本のモダニズムに現れた奇跡の詩人とおびにあるが、この夭折の女性詩人(1911~36)は、なかなかすばらしい。好きな章句はたくさんある。「いたづらな天使等が入り乱れてステップを踏む其処から死のやうに白い雪の破片が落ちて来る。」(「雪が降つてゐる」)

  湯河原の源泉掛け流しの湯に浸かりしばしのあひだ夢に游ぶ

  紅葉にはいまだ早くて宿の窓風に吹かれて青き竹藪

  竹藪を目路にたどれば青き空狭き空間にひしめく白雲

今日は、楠原先生とその仲間たち会うために湯河原を訪ねた。そのため『論語』『春秋の花』はお休みさせてもらう。

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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