朝からどんよりとした天気です。ただ雪が降るかもしれない。
まぼろしの国まぼろしの城砦に王女となりて国見する夢
裾ながくひきて回廊をめぐりゆく黄熟色のたゆたふところ
薄桃色のこの幻の国をめぐる馬上に揺られ王女なりわれ
百年の後も桃咲くこの季に
『論語』二四 いまひとつ主語述語がわからないのですが。儀の封人が孔子に会いたいと願った。「君子斯に至るや、吾れ未だ嘗て見ることを得ずんばあらざるなり」と言ったのだが、供のものが合わせてやると、退出してから「さまてよっているからといってどうして心配することがありましょう。この世に道が行われなくなって、久しいことです。」「天将に夫子を以て木鐸と為さんとす」と言ったのだそうだ。孔子の自讃かな。
天下に道なきや久し。かにかくに夫子を以て木鐸とせむ
『正徹物語』24 歌人は才覚によらず、歌の心を解すべきである。古歌を見る時も幽玄の歌か、長高体かを案じ、今だったらどう詠むかを考える。名人の歌に分らないところがあれば作者に聞くべきである。了俊が言われたことだが、歌人が集まって、歌は詠まないで、歌をあれこれ談ずることがよい。また衆議判(歌の優劣を判定する)の歌合に参加するがよい稽古になる。さすれば「人はさ心得たれども、我はさは心えず」などという事が起こる。
歌の道の上手になるはよく解し努力をするべし意を案ずべし