2024年1月2日(火)

今日は曇りだ。昨日の夕べの能登大地震は怖ろしいものであった。すでに石川県で死者五名の報告がある。

  能登の地を高き波濤の襲ふときこの地も揺るる震度三なり

  能登の家群に土煙あがる地の揺れの映像に怖るる曾遊の土地

  睦月一日午後四時過ぎに幾たびも激しく地を揺する大地震(なゐ)ありき

『論語』八佾六 李氏が泰山で旅の祭りをしようとした。李は陪臣でそれを犯した。そこで孔子は冉有(孔子の門人。孔子より29歳若い。当時李氏の執事であった。)に「お前はやめさせるできないのか」というと「できません」と答えたので、「ああ泰山が林放にも及ばないと思っているのか」と咎めた。

  泰山を軽くみなすと碌なことにならざるものよ李氏さけるべし

『正徹物語』6 伏見院の手紙の筆跡は枯木のようで美しくはない。筆を整えずに書くので、人の真似るようなものではない。 伏見院御消息こそは枯木のやう真似るべきにあらず美しくなく

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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