朝は寒い。日中暖かくなる。リハビリだから金魚の絵を描く。
生芥の袋を閉づるわが背中のまるくなる老いは妖怪のたぐひ
三日間のわが家の芥をぶら提げてふらふら歩む集積場まで
どことなく湿っぽくしてほの暗きゴミ集積場居心地悪しき
『論語』八佾一四 孔子が言った。「周は二代に監みて郁郁乎として文なるかな(周の文化は、夏と殷との二代を参考にして、いかにもはなやかに立派だね)。「吾れは周に従はん。」孔子にとって周が理想の国というわけか。
周の文化、夏と殷とを考えて郁郁乎として周に従ふ
『正徹物語』14 定家の代表歌「春の夜の夢の浮橋とだえして嶺に別るるよこ雲の空」は、春の夜のはかない夢がふと覚めて外を見やると、朝になり横雲が峰から離れていく時分であった、というものである。見たままを上手に表現した。それに「夢の浮橋とだえして嶺にわかるる」という二、三、四句が巧みに続いて面白い。なるほど。これ以上言うこともない。たしかに上手い歌だ。というわけで今日は歌も作らない。