2024年9月4日(水)

涼しい風がある朝だが、やがて30度近くなるらしい。

  雨露、雨露と昨夜の雨のしたたりかあけぼの杉、椿葉が濡れてゐる。

  おはやふと声を掛くればおはやふと応じたるありたのしきものよ

  森羅万象いづれにも生と死やあらむ千年、万年変はらざりけり

『論語』先進一八 孔子が言った。「柴(孔子の門人・孔子より30歳若い)は愚かで、参(曾子)はにぶく、師(子張)はうわべ飾りで、由(子路)はがさつだ。」

孔子から見た門弟たち。なんとも情けない。

  弟子のこときびしく事問ふ柴・参・師・由これ愛するゆゑか

『春秋の花』 斎藤茂吉

「美女は概ね下等であり、閨房に於ても取柄は尠い。」『森鷗外先生』(1925)の断章。

『大東閨語』に「西宮左相(源高明)、紫式部ヲ愛ス。嘗テ曰ク、婦慧ケレバ則チ女陰モおろかナラズ。……」という記述がある。紫式部を不美女とするは、早計である。

しかしこの茂吉の文言、女性差別ではあるまいか。大西巨人にもその気配があるのだろうか。う~む
・暁のさ霧にぬるるさだめにていまこそにほへあめの花原

  う~むなんだらう茂吉にも大西巨人にもありし性差別

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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