2023年7月17日(月)
海の日であるらしい。休日なのだ。本来7月20日、1867年に明治天皇が東北巡幸の帰途、明治丸に乗って帰ってきた日。 リモコンを押せば番組かわりゆく東大寺三月堂、その仏像たち 膣形の雲が陰毛したがへて空に浮く奇妙な...
海の日であるらしい。休日なのだ。本来7月20日、1867年に明治天皇が東北巡幸の帰途、明治丸に乗って帰ってきた日。 リモコンを押せば番組かわりゆく東大寺三月堂、その仏像たち 膣形の雲が陰毛したがへて空に浮く奇妙な...
今日も暑いのである。 新美南吉の「赤とんぼ」の詩を口ずさむ赤とんぼの目玉さびしく空へ 宇治の地へまたも訪れ茶を贖ふむすめよこよひは緑茶にやすらぐ ようように本読みすすむ一冊は『大塩平八郎』、そして『むずかしい...
いつまで梅雨なのだろう。暑い。 七重の塔の礎石の丘に立ち見晴るかす領地えびな見渡す ここをゆく海老名田んぼの畦をゆくさねさしさがむここの苗田を 少しづつ右足側のリハビリをくり返すなかなか歩けぬこの足
今日も暑いんだ。いつまでも入院時のことが忘れられない。言葉も右足も思うように動かない。 梅雨空のけふは晴れたり。この空の下にこそわが幸せありき あげひばり 病室の窓をたかく飛ぶ ちいさき鳥よ 生きて、鳴きをり ...
今朝は少し温度が低いようだ。そうはいっても暑い。思いは病院からなかなか抜けだせそうもない。 さねさし曇天をとぶ揚雲雀高みをゆきて鳴きごゑ響く 口から六体ちいさき阿弥陀吐きだして空也上人愛すべきなり 鳴きながら...
今朝また暑いのだ。介護認定は、第四。土曜日に、その確定にくるそうだ。 あけぼの杉のみどりの色のあかるくて病態われにしばしそばだつ ときの間を晴れてよろこぶ妻のこゑこの声をこそ聴くべきものを 珈琲を冷たくひやし...
今日も暑い。退院してから毎日暑い。このままいつかよくなるのだろうか。言語障害、二足歩行の不安定はいつよくなるのだろう。不安は日々強くなる。歌のいづれも在院中の作である。 しらさぎの一羽がひかりきらめかせ降りくるなり田...