2022年12月10日(土)
ゴミ捨てに出ると空のはるか高みを銀色のジェット機が西へ向かっているのが小さく望める。今日もよい天気の青空だ。 今朝はすこし暖かいのかリビングの窓に結露のほとんどあらず けやきの葉 落ち葉をひらふ朝の道 土色の葉の...
ゴミ捨てに出ると空のはるか高みを銀色のジェット機が西へ向かっているのが小さく望める。今日もよい天気の青空だ。 今朝はすこし暖かいのかリビングの窓に結露のほとんどあらず けやきの葉 落ち葉をひらふ朝の道 土色の葉の...
朝方、西の山々の高き空に、ほぼ円い残りの月が明るく輝いていた。じきに雲に隠れてしまったが。 明烏、嘴太鴉の濁(だ)みごゑが響きていまだ暗き暁闇 「斑鳩のたみ声深み落つばき」 『日本国語大辞典』によるとこういう句がある...
真珠湾攻撃から81年である。この日を悔いる式典があってもいいのではないか。 今日もまたよき日である。 残り少なき紅葉も落しこの数日さくらは冬木にならむとすらむ 地上にはさくら落ち葉を散らしたる風格をもつこの古木な...
小春日和というところであろうか。海老名方面へいくつかの買物へ。 飛行機雲三機の航跡が西へ赴(ゆ)く師走七日の寒きこの空 昨夜、石川さゆり50年の記念番組を視聴。この人の歌とともに時代を越えてきたのだとあらためて思う。...
インフルエンザの予防注射を受けにさつき町診療所へ。そのまま今晩の総菜の買物へ。空は明るく晴れてきたものの寒いのである。 甥っ子のはぐくむ信州リンゴ噛むこの甘やかなる果汁にほころぶ 起き出でてああ暗(くら)といふ妻...
どんよりとした曇り空。寒い。 冬芽立つ沙羅の木の枝するどくて曇天を裂く深く突き刺す 曇り空をあばれがらすが遠ざかる悪声ひと声二こゑ放ち 鳩どもの大群が曇り空をゆく群れてばらけて行きつ返りつ
朝方は晴れていたが、次第に雲が多くなってくる。 固き実も仄赤らみてほぐれくる椿の木やがて花にほころぶ 南斜面(なだり)の公孫樹の大木も葉のうちに黄の色混じへ師走四日 夜の椿のかげに痩せたる雪女郎 貫井徳郎『追憶の...