2023年8月20日(日)

暑いことに変わりない。田中貴子『いちにち、古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌』読みつつ、

  (あした)に生れて(ゆふべ)に死す。われらみなひとしなみに死は避けやうもなし

  彌彌(やや)(まる)の悪鬼に遭ひて死にするに満済准(まんぜいじゅん)(くゎう)あはてたりけり

  腐れ(かばね)あちこちにある中世の京都をおもふ妖しきものを

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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