2023年8月17日(木)

あいかわらず暑い。一年に一度の胸の心臓ペースメーカーの診察の日だ。

  尾根の雲のみにひかりある山の暮れ午後五時過ぎて盆の死者帰る

  盆の死者もいつかは帰る茄子の馬にまたがる父が頬笑みかへす

  鶏の声まつたく聴こゑず夜が明けるこの世泰平なるかさうではあるまい

小学校四年の新学期に東京の練馬から神奈川県の厚木に越した。

  舌だみし厚木のことばに驚けり五十七年まへ「べい」のつく語

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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