2023年7月19日(水)

昨日ほどではないらしいが、暑い。

薮田(ゆたか)『大塩平八郎の乱』(中公新書)読了。幕府崩壊の30年前、義を掲げ、無謀な蹶起をした大塩平八郎。おそらく江戸を撃つことを目的としていたのだろう自決まで1月身を隠す。卑怯に思われるが、ここにこそ陽明学者、洗心洞の真骨頂があった。

  そこここに蚯蚓討ち死にす。天保八年一月十九日大塩平八郎の乱

  四海こんきういたし候ハバ打ち壊ししかなからむよ大筒を撃つ

  なんとなく大塩平八郎に親しみの起こるかその無謀さを愛す

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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