2023年4月6日(木)

朝、雨がふりはじめたが、すぐに止み、それからはそこそこいい天気だ。

  善光寺の緒賓頭盧さん盗まれて映像にさらすつるつるの膚

  憶万の人に触られつるつるに賓頭盧尊者眉も眼もなく

  散り残る染井吉野の木を仰ぐ老いひとりあり誰もより来ぬ

  落下するさくらはなびらを足に踏むこのはなびらは誰にもわたさず

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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