2023年4月18日(火)

朝は曇り、雲が多いけれど明るい日だ。

  けさもまた結露が窓の六分ほど覆へばあわてて結露吸ひ上ぐ

  てのひらに泡洗剤を盛り上げて脂に汚れた手指を洗ふ

  泡クリームを食べたくなるがこの不味きもの知れば二度と口にはすまじ

  パティオにはひよどりいつもの鳴き声にこぶしまわしてわれに聞かせる

偏屈房主人
もともと偏屈ではありましたが、年を取るにつれていっそう偏屈の度が増したようで、新聞をひらいては腹を立て、テレビニュースを観ては憮然とし、スマートフォンのネットニュースにあきれかえる。だからといって何をするでもなくひとりぶつぶつ言うだけなのですが、これではただの偏屈じじいではないか。このコロナ禍時代にすることはないかと考えていたところ、まあ高邁なことができるわけもない。私には短歌しかなかったことにいまさらながら気づき、日付をもった短歌を作ってはどうだろうかと思いつきました。しばらくは二週間に一度くらいのペースで公開していこうと思っています。お読みいただければ幸い。お笑いくださればまたいっそうの喜びです。 2021年きさらぎ吉日

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